ebay輸出で悩まされる送料の設定を僕が解決しましょう。どこにチェックいれるのか?N.and S.America? Choose custom location?? Additional ship to?? イマイチ分かりづらい。そんなお悩みをお持ちのあなたへお届けするこの【保存版】とも言える記事。超おススメです。
3つのおススメ送料設定方法と理由までを紹介します。
ebay送料設定のルールおさらい【基本】
アメリカ国内の設定
- アメリカに送る設定はU.S shippingから
- 日本から発送する場合は、Flat: same cost to all buyersを使う(画像①の部分)
- 発送パターンは最大4パターン設定できる
- U.S shippingの設定部分でhandling timeも設定できる(画像⑥の部分)
アメリカ以外の国の設定
- アメリカ以外に送る設定は、International shippingから
- Sell globally, ship domestically using the Global Shipping Program これはチェックを外す。(Global shipping Programを使う人だけチェックする)
- Alternative international shipping optionsもUS.shippingと同様に、Flat:same cost to all buyersを選択する
- Additional ship to locations - buyers contact for costsで送る国を限定するか、全世界に発送するかを決める(画像④の部分)
ebayのおススメ送料設定
ウダウダ言う前におススメ3つです。


パターン③
EMSで送料無料(ヨーロッパは別途お金ください)
こんな感じです。金額部分は人によって異なるので気にしないでください。使う発送方法についても、EMS と SAL or 国際eパケットの3つのみを想定して設定してます。なぜその3つを設定しているかについてはこちら
話は戻って、設定内容を少し理由と共に掘り下げます。
送料設定で大切なポイントは3つ
- アメリカ目線
- ターゲットの国 / ターゲットではない国
- 送料は無料(Free Shipping!)
この3つを考えた結果が先に紹介したおススメ設定に反映されています。
送料の設定は、アメリカにいる気持ちで考える
ebayってばアメリカ中心なんですよ。ハリウッド映画ばりのアメリカ!当たり前なんですけどね。でも日本的に考えてて、つまづくことがあります。
例えば、ロシアってアメリカから言わせたらアジアと同じくくりなんです。
どういうことかと言うと、このようにAsiaに送るよーってチェックすると、ロシアにもアジア料金で送ることになります。
日本からロシアに発送する時はヨーロッパと同じ送料が必要なので、アジア料金でロシアに送るとそれだけでかなり損します。
これを防ぐには、ロシア個別に送料があることを主張します。ヨーロッパ料金と同じなのでこのように。
これでロシアのバイヤーから購入されてもアジア送料は適用されません。
海外って主張しないとダメなんですよ。サッカー日本代表の本田選手がロシアからイタリアの名門ミランで今10番を背負って戦ってますが、これ書いてる今ゴール決めました。しかもすんごいやつ。背景を想うと感動して涙出てきた。
ebayやってるとイタリア人の適当さがよく分かります。そんなイタリアの本丸に乗り込んでやっていくには強いメンタルで主張せにゃダメなんですよ、きっと。
ロシアも広すぎて適当だからね。本田選手はロシアからイタリアだよ。凄すぎ。
アジア人が海外の土俵で戦うならばもっと主張しなければダメなんですよ!送料も同じ!これぞ伸びしろ。
長い余談をはさみましたが、このようなアメリカから送る設定と日本から送る設定がどうしても異なることがありますので、送料を設定する上でポイントとなります。
ちなみに、設定の差で損するパターンが他にもあります。イスラエルやトルコなどの中東に送る時です。中東はebayではアジア枠ですが、日本から発送する場合アメリカと同じ送料帯なので注意が必要です。
詳しくはSAATSの林さんが最高の説明をしてくださっています。
僕の中東への発送対策方法ですが、商品によって2パターンの設定で対応しています。

エコノミーをFree Shippingにする際の設定です。中東のバイヤーがFreeを選ばずにスタンダード(EMS)とした場合に限り損します。ただし、中東のバイヤーはEMSを嫌うため、スタンダードはまず選ばれることがありません。そして中国などのバイヤーはあえてスタンダードを選んでくることがあるからという魂胆です。

スタンダード(EMS)をFree Shippingにする際の設定です。アジアをアメリカ帯の送料と同じ扱いにしていますので、中東で損は発生しません。ただし中国や韓国、シンガポールなどからの購買率低下が考えられます。
2kg以上の商品だったり、仕入値が高い商品などの時に使ってます。
アジア枠の設定はどうしても損するパターンが生まれます。商品によって変えていくしかないですね。上記パターンが一番ベターかなぁと考えてますがどうでしょう。
ターゲットの国とターゲットではない国を線引き
送料設定で大切なことは「なるべくトラブルを避けてちゃんと届く」これにつきます。
ということで、僕のおすすめ設定では南米(N. and S.America)とアフリカは送料を出品ページに掲載しておりません。こんな感じでバイヤーには表示されます。「セラーに問合せてくださいね」って表示。
南米とアフリカを避ける理由は、トラブルの割に利益がないからですね。あとebayの送料設定では配送方法を最大4パターンの組み合わせしか設けることができないので、南米、アフリカは優先順位的にも設定する枠がありません。
問合せが来たら個別に対応する部分はポイントです。あくまでも全世界に発送するよってスタンスは検索ページ上位に表示させるうえで大切っぽいので。
設定はここです。
Additional ship to locations - buyers contact for costs
を「Will ship worldwide」とします。
ただし、N. and S. Americaにチェックを入れている場合、ブラジルやチリ、ペルーなどの南米も当然送料が設けられますので、問合せなしで購入と支払いが完了されてしまいます。南米はアフリカと同じで送料が一番高いです。
よって、N. and S. Americaのチェックは外すことをおススメします!カナダやメキシコなども S.America(北米)の枠に含まれていますので、その二国は個別チェックを行う事で対応可能です。
「トラブルって実際に経験してみないとね」、、とか言う人いますけど、アカウントリスクとってまで経験することかって話です。
過去の犠牲者を踏み台に無用なトラブルは避けましょう。ということで僕のトラぶった経験を反映した結果が今回紹介している送料の設定です。良いサイトですね ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
送料は無料が良い。Free Shippingは結構重要
もう少し!最後です。送料を無料にすると売れやすくなるので、おすすめ設定としました。
ebayではFree shippingが優遇されます。Free shippingにチェック入れるか、0ドルで指定するだけの作業なので、これはやった方がいいでしょう。
優遇ってどれぐらい?って部分ですが、同じ商品を送料ありとなしで並べている場合、送料なし(つまりFree Shipping)が優先してページ上位に表示されます。
ページ上位の方が単純に売れます。
ただ、返金時のリスクがいや!という人や、中古品などの一点物商品である場合は、送料無料にしなくてもいいと思います。
売れやすさを求めるなら、送料は無料がおススメです。
まとめ
3つのおススメ方法はいかがだったでしょうか?考え方はいろいろあると思いますので、あなたの販売方法に沿って一番良い設定を作ってみてくださいね。
僕の実際の設定を3パターン公開しましたが、パターンは50ぐらいあります。ビジネスポリシーを使って必要に応じて変更したりって感じです。
File exchangeとの連動もできるのでビジネスポリシーを設定するのは更におススメです。
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