新しいポリシーへ移行のため、ebay出品ページ と ebay Store ページに向けたテンプレート改善案「Best practices for replacing active content in eBay listings」の公式アナウンスがきてますね。アクティブコンテンツを変更するためのベストプラクティス!
重要な内容なので、詳細を確認していきます。
Replacing active contentとは
そもそもですが、アクティブコンテンツって??。ebayの言う Active Content ってのは JavaScript, Flash, plug-ins などを指します。
【それは何の呪文?って方への補足】
ウェブの表示には静的なコンテンツと、動的なコンテンツがあります。 静的コンテンツ="HTML"や"CSS"を指し、"動的コンテンツ"=JavaScriptなどを指します。
お使いのテンプレートによっては、それら静的/動的が複合して作られている物があります
ご自身の出品ページ内にある Descriptionタブ を見て頂きたいのですが、"In mid-2017 eBay will begin to turn off active content." と表示されてないでしょうか?
参考画像
これは2016年春のセラーアップデートで、ebayモバイル向け商品説明の最適化についてルールが設けられた事への 追加アナウンス です。
新しいポリシー:2017年春から「JavaScript, Flash, plug-ins」などのアクティブコンテンツが"出品の削除"や"ブロックの対象"となっていくルール。
Replacing active contentとは、つまり 出品テンプレートやebay storeページでJavaScript, Flash, plug-insを使うなよ!っていうお達しのこと。使用しているHTMLテンプレートにそれらが組み込まれている場合は、今後出品しても検索されなくなったり、削除されますよーって案内です。
アクティブコンテンツが使用不可な理由と、今後実行される内容
As described in the 2016 Spring Seller Update, the use of active content in listings, including JavaScript, Flash, plug-ins and form actions, inhibits purchases on mobile devices and can lead to abuse in the marketplace.
ebayいわく、モバイルユーザーの購入率ハンパないから みんなチャンスロスなくそうぜ!っていう施策の一つ。アクティブコンテンツがあることで、モバイル端末での購入妨げになり市場での乱用につながるからダメってことみたい。
ちなみに、この説明に納得がいかなかったので「なぜアクティブコンテンツが禁止になった」のか理由も探してみました。
テンプレートの改善がない人へは、2017春のセラーアップデートから次の二つが実行されます。
- 新規出品がebayにリストされない
- 既存の GTC出品 にアクティブコンテンツが入ってる場合、ブロック or 削除
これらを避けるために、早めにアクティブコンテンツを排除してね。よろしくニキー!!www って感じです。
Active Content を確認する方法
自身のテンプレートがアクティブコンテンツを使っているかの判断は、出品ページに記載がある「"In mid-2017 eBay will begin to turn off active content." 」の Previewを押すことで分かります。
Preview 押下 ⇒ 対象アクティブコンテンツが削除された出品ページに見た目が変わる。何かしら"見た目"や"動き"に変化があれば、あなたのテンプレートは来年からアウトです。
(This will not impact how others see your listings)と書いてある通り、Preview押したからってバイヤーが見る表示内容も変わるわけではない。コレは近いうちに内容削除する機能も公開してくれるんじゃないでしょうか。
この表示はテンプレートに関係なく消えません。
やっかいな点は、JavaScriptなどを削除するとデザイン面が大幅に崩れるテンプレートの存在。それらの多くは購入したテンプレートだったりするでしょうが、ま~使えなくなります。ルールを知って、新しいテンプレートを選びましょう
Active content を改善するポイント
ebay の公式アナウンスでは、全部で12項目のポイントが書かれています。一つずつ追っていきます。
1 . Best practice for cross merchandising
「クロスセルのために、Promotions Managerを使うのがおススメですよ」詳細は Build your business のページを見てね、と。
プロモーション ウィジェット機能が2016年秋のセラーアップデートで発表があるみたい。現状の優先順位 指定が不満なので、これは楽しみ。
2 . Best practice for implementing newsletters, coupons, and discounts
Codeless couponsやNewslettersをうまく使いましょう! 例によって詳細は Build your business のページを見てね、と 😉
3 . Best practice for implementing eBay Store search
ebayはサーチボックスをストアページに表示させるのを推奨してるよって内容。Listing Frameから設定してくれ!
To set up or edit your listing frame:
- Click My eBay at the top of most eBay pages. You may need to sign in.
- Place your pointer over the Account tab, and then select Marketing Tools.
- Click the Listing Frame link on the left side of the page.
- Specify how you'd like your custom listing frame to appear.
- Click the Apply button at the bottom of the page.
Click the Apply button at the bottom of the page
導入はこの辺で、4番目から内容が濃くなっていく。
次の項目から、具体的なテンプレート改善内容
4 . Best practice for creating tabbed panes in listings
CSSのラジオボタン使ったデザインを使用すれば、タブデザインをテンプレートに使えるよって言ってます。ただし、通常はebayのデフォで用意されてる項目使えば事足りるよ、とも言ってる。
わざわざ CSSコードとともに紹介してる理由
タブ表示がある ebayテンプレートの多くがJavascriptを使ったものであることが理由として考えられる。タブ機能がついてるテンプレート使ってる人は、それがJavascriptで作られてるかを要確認です。ご丁寧に「CSSで作り直しなよ」ってebayは言ってます。
せっかくCSS公開されてるので、「当サイトのオリジナルebayテンプレート」にも機能として追加したいと思う。
5 . Best practice for creating image galleries
Description ページ内の画像表示について。CSSで画像表示をデザインできるよってコードを紹介。これもJavascriptのテンプレートが多く使用されている事に対しての対策。
ebay的には12枚アップしてる画像と別の画像をテンプレート内で使用するのはおすすめしませんとも書いてる。Descriptionページに画像を使う場合は、ebay上にアップしてる画像と同じ写真を表示するようにしましょう。
6 . Best practice for including a product video
出品ページにVideoを埋める場合は、HTML5の"<video>"タグを使ってねって。Youtubeをebayの商品ページにアップしてる方はアウトになります。
7 . Best practices for specifying freight shipping rates
送料などのShipping に関する情報を出品ページに書く必要はありません。ebay内で自動計算される内容がすべてですって。適切に送料を設定しましょう。
8 . Best practice for implementing tracking/analytics
Seller Hub のAPIsで後で使えるようになるから、tracking/analyticsのJavaScriptコード埋め込みは不要になります。この機能 欲しい!
9 . Best practice for specifying parts compatibility
Parts compatibilityの機能について。これ僕は使ってないのでイマイチ分かりませんが、「ebayは推奨してるけど、機能が不安定だから、もし機能してないことを今後見つけたら、シンプルなHTMLのテーブルタグを埋め込むことができますよ」って言ってるような気がする。すみません、Parts compatibilityを必要とする人は詳細をご確認ください。
10 . Best practice for implementing responsive design
レスポンシブデザインについては、CSSのメディアクエリ使えって書いてます。
11 . Best practice for using page visit counters
今後 訪問者カウンターは、出品ページではなくItem pageで確認するのをおススメだって。
12 . Features/elements that should not be embedded in listing descriptions
出品ページに含まれるべきではない、削除する必要がある機能について
- 出品ページに Feedback一覧を自動取り込みする機能
- 通貨をバイヤーの国に合わせて変換する機能
- ソーシャルの共有アイコン、リンク
- iframe のコンテンツ (Youtubeなど)
と、まあ以上12個の紹介でした。日が暮れた。
間違っていたらご指摘くださいませ。
まとめ
JavaScript, Flash, plug-ins, form などを使ってるテンプレート使用してる方は、内容を修正しましょうって案内でした。
具体的なポイントとして
- JavaScript タブメニュー ⇒ CSSへ変更
- Description内の動的な画像 ⇒ CSSへ変更
- iframe使った映像コンテンツ ⇒ HTML5の videoタグ に変更 (すぐには使えない
- レスポンシブデザイン ⇒ viewport + CSSのメディアクエリ使え
- Shipping rates ⇒ 書く必要なし
- Tracking Analyticsコード ⇒ やめろ
- なんか複雑なJavascript ⇒ 使うな
こんな感じでしょうか。
大事なのは差別化なのでebayテンプレートは必須。「目をつぶる部分と、今後アウトになる部分の線引きはコレですよ」というebayからの通達だと解釈しました。
案内が早い理由は、影響する人が多いからってことでしょうね。日本人セラーより海外セラーの方が大変そうです。
最近、世界ナンバー1のトップebayセラーも最新テンプレートルールに対応しました。世界1位のebayセラーを見てみる。ebayテンプレートの最新事情【新ポリシーにむけて】
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