ebay出品商品へのUPC入力が昨年の6月末より必須化されています。
Good 'Til Canceled (GTC) で出品していて、Product identifiersの入力がない方へは先月ぐらいにebay.comから入力を促すメールがガンガン届いていたハズです。
まだUPCを追加してないって方がいたら安心しないでください。GTCアイテムが自動再出品されなくなってますよ。
UPCなどのItem specificsはFile exchange使ってサクッと追加できますので、最優先でやっちゃいましょう。小技も含めて紹介します。
今回やること
File exchangeを使って、出品中商品にItem specificsの一つ「UPC」を追加する
UPC追加手順
- ItemIDをダウンロード
- 必要項目を追加
- ebayからアップロードして終わり
ReviseやRelistする場合は既存のリスト内容(Item specifics内)への上書きになります。これは例えば、今リストしている商品のItem specificsにブランド名がすでに入力されていた場合、UPCだけ追加するとブランド名が消えてしまいます。すでに入力されているItemデータを消さない対策としては、消したくない既存データも一緒に再アップロードをする必要があります。
ではやっていきましょー。
1.ItemIDのダウンロード
まずは出品中アイテムからItemIDをダウンロードします。すでにItemIDを個別に管理されてる方は飛ばして、次の項目へ。
- File Exchange Center
- Create a Download Request
- Listings and recordsでActiveを選択して、Save
- Completed DownloadsからCSVファイルをダウンロード
これでダウンロード完了です。ItemIDとTitleだけ残してバッサリ削除します。Item IDの真ん中スペース削除をお忘れなく。
削除後は、こんな感じのイメージです。
※Titleも最後は削除しますが、IDだけ見ても何の商品か分からないのでとりあえず残しています。
2.UPC項目などを追加する
アップロードに必要な項目を追加入力していきます。必要なのは以下の3つです。
- Action
- Product:UPC
- C:UPC
先ほどのItemIDリストにこのように追加します。
Actionの下、A2からはReviseを入力します。今回は既存リストの修正だからです。
Product:UPC と C:UPC が二つある理由ですが、ebay内の処理で、まずはProduct:UPCにてItemカタログを参照して、既存カタログに該当のUPCがなければC:UPCで追加処理してるからだと僕は把握しています。どこかで見たソースを失念してしまいました。
あとはついでに、BrandとManufacturer part number(MPN)も必須なので、もし入力していないなら一緒に追加しちゃいましょう。
- C:Brand
- C:MPN
ここで念のため、UPC / Brand / MPN が何なのかを簡単に説明です。
UPCとは
UPC:国際的な共通商品コード。UPCはJANと互換性がありますので、日本製品を販売している方はUPCにJANを入力します。
ちなみに、Does not applyについて
JANコード入力する代わりにDoes not applyを入力されている方を散見しますが、近い将来変更する必要がでてくるでしょう。本来Does not applyはUPCの入力義務化に対して、桁数の異なるJANコードがエラーとして返されるところから来た打開策にすぎません。今はJANエラーも出ませんし、本来のebayが意図している用途からかけ離れた使い方なのでJANを持ってる製品には使わないようにしましょう。
中古品などのUPC(=JAN)が存在しない商品だけDoes not applyを使用した方がebaySEOで他のセラーに勝てますし、ebayは今後UPC検索にも対応してくるらしいので事前対策になりますよ。
【2016 9/1 追記】
Does not apply や NA表示が今後アウトになると2016 秋のセラーアップデートで発表されました。
Brandとは
メーカー名です。Nikon, SONY, Uniqlo, Daisoなどです。
Manufacturer part number(MPN)とは
商品の型番です。
余談:ebaySEOで対策を!って書きましたが、実際はAmazonのカートシステムのような感じで上位表示も順番で回されているような気がしてます。僕がebaySEOをちょこちょこ検証してる中でのお話です。
さて、必要な項目を追加したら、このようになります。
例えばこの商品のUPC修正する場合
このように入力
最後に、Item Titleは必要ないので削除しちゃいましょう。
これで完成です。あとは、いつものようにCSV保存して、ebayからアップロードして終わりです。
注意点:ご存じの通りカテゴリーによっては入力必須なItem specificsが増えます。すでに入力しているItem specificsがある場合は、それらも今回のアップロードファイルに追記しなければ消えてしまいます。
Item specificsを追加するメリット
追加するメリットは検索上位に表示され易くなるのと同時に、バイヤーへのアピールもしやすいので購入率アップの可能性があります。
その他のItem specificsも上記方法で追加できますので入力しちゃいましょう。他のセラーから一歩先へ行く方法です。
スマホでご自身の出品を見てみると分かりやすいですが、Item specificsを入力すると商品情報が一目でわかるようになります。ズバリDescriptionページをバイヤーは読みません!いくら細かい内容をDescriptionページに書いてても、読まれなければ意味がないのです。Item specificsならバイヤーに読んでもらえる率が上がります。
その他のItem specificsを追加する方法
Item specificsをオリジナルの値で追加する際は C:<item specific name> で可能です。
追加できるのはebayから出品するときと同じです。
例えば Men's ShoesカテゴリーではBrand/US Shoe Size (Men's)/Styleの3つのItem specifics入力が必須項目です。それに加えて" Color "というオリジナル項目を入れる場合はこのように入力します。
簡単ですね。C:<item specific name>はポイントですよ。
以下は余談になりますが、
ebayは「UPC入力すればメリットありますよー」って言っていますが、結局みんな入力するんだから同じ商品扱う人同士で価格競争に入りやすくなるだけな気がします。
消費税還付込のギリギリで薄利多売してる人がただ勝ち残るAmazon輸出みたいな世界です。にもかかわらずebayの出品はくっそ面倒。
UPCがもっと浸透したら、出品周りの改善も含めてNew itemの販売に関してはこれからもどんどんテコ入れが入るでしょう。
ebayの面白さってバイヤーとのコミュニケーションだと思ってるので、その辺は楽しみつつ、New item販売も引き離されないようにしたいですね。
まずはDoes not apply辺りを使わないようにするって所からじゃないでしょうか。って所で終わります。
こちらもどうぞ