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個人でebay輸出って実際どうなの? | データから見る越境EC

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越境ECの市場規模はこれからもどんどん伸びると言われています。

yotta
実際はどうなんでしょう?

この記事は、ebay輸出の噂を聞いて参入を考えている個人に向けて、実際の公式なデータを元に「どうなの?」に対する一つの考えを示した内容です。(良い)噂が流れる理由などの参考になれば幸いです。

経済産業省が参照しているアリババの公式ニュースサイト(Alizila)が公開した情報によると

2017年の世界の越境EC市場規模は 5,300 億米ドルである。2017年の対前年比成長率は 32.5%の伸びがあり2020年まで対前年比20%台の成長率が見込まれている。

このように、市場規模が2020年までには今の倍近くなってるんじゃないか!?という予想です。もちろん多様性が増してどうなるか分かりませんが、こういったエビデンスを土台に今の内から参入コストかけましょう!という動きで、越境EC支援事業者が後押ししている流れがあります。

この記事でテーマとするebayも、もちろん流れに乗っています。

アリババのデータ(Alizila)をebayが参考として引用するほどです。

#いい波のってんね (*'ω'*)

食品、日用品、衣料品などまだまだEC化が弱い所を中心に、これから企業さんはどんどん越境EC化に参入してくるところな今です。

ebayの伸びってどうなの?

ちなみにebayだけで見ても伸びています(Amazonやアリババと比べずに)

ebayの2017年GMV(流通総額)は、884億USドル(約9兆8,700億円)で、10年で約2倍に拡大(StubHub45億ドル含む)

アクティブなバイヤーは1憶7,000万人に達します。

これまた経済産業省の最新調査では、2017年の国内ネットオークション市場規模は、1兆1,200億円と推計されていて、ebay単体だけで日本国内のオークション市場規模の8倍以上です。(国内CtoC規模だと、3,569億円。フリマアプリ市場規模は、4,835億円)

参考

いろいろなebayデータが分かります。

https://www.statista.com/search/?q=ebay

小売りの市場は大きく、まだまだEC化も進んでいないとなれば、どうやって取りに行くか!という所で、オリジナル商品持っている中小を引っ張ろう!という動きです。

個人でebay輸出って実際どうなの?

kojin-ebay-kibisii

企業が参入するのは最適のタイミング

では商品を持っていない個人がebay輸出ってどうなんでしょうか?を見ます。

結論からいうと、厳しいです

Amazonなどを無視した上で、さらに大きな理由として次の3つを挙げます

個人でebayは厳しい3つの理由

  • 為替で有利な面や、手法がオープンになっているにもかかわらず、出荷数は2014年から伸びていない
  • 2)セラー格差がある
  • 3)コントロールできないリスクが大きい

実際のデータで見ると分かりやすいので紹介します。

1)出荷数が大きく伸びていない

次のグラフは日本の郵便局から海外に発送された物数の推移です。

quantity-of-int_shipment_2011-2017

2011年から2017年度まで

参考:国際郵便の差立て数まとめ|海外にどれくらい発送されているか

グラフ上の青い棒が、日本から海外へ発送された物数の年度別累計です。
6年間ずっと横ばいに見えるのがお分かりいただけますでしょうか

はてな

海外に小口発送で荷物を送るには、多くの場合、郵便局を使用します

参考:ebay輸出で使うおすすめの発送方法

そのほか、海外倉庫に一括で送って現地でバラ発送する方法や、フェデックス・DHL・ヤマトなどを使う手段もありますが、コスト面から個人取引(CtoC)の小口発送は基本、郵便局からの発送です

つまりは、郵便局からの発送数が分かれば、個人間の海外取引量が減ってるか、増えてるのかなど推移がだいたい分かります。

このグラフで注目するところは、
2014年からの為替レートと、発送種類べつの推移です

  • 為替レート:有利
  • 発送種類べつ推移
    • 普通:増加 (↑UP)
    • EMS:減少 (↓Down)
    • 小包:減少 (↓Down)

次の画像はグラフを拡大した内容

rate-and-shipment-transition

まず為替レートを見ます。2014年から1ドル106円を超えて輸出に追い風が吹いてきました。

その影響で参入者が増加したのか、小包EMS発送は大きく伸びました↑ 2015年がピークです。

しかしそれ以降は横ばいどころか小包、EMS共に年々発送数量は減っています。

小包・EMSは数量が減っている

逆に通常郵便物は増えています。「書状」や「はがき」はネット・スマホに置き換わりましたが、小型包装物が増えているのが通常の伸びを表しています。

問題は、全体の出荷数量が横ばいな所です。為替で追い風となったのに、安く送る手段に置き換わり数字が伸びていません。

ebayが言うには、アクティブバイヤーは毎年少しずつ増えていて、売上高も上がっています。なぜ出荷数量は伸びていないのでしょうか。

yotta
なぜ?

言うほど、ebayが伸びていない(バイヤー格差)

eBay-GMV_2q2014-1q2018

結局のところですが、為替だなんだ追い風があろうとなかろうと、ebayが大きく伸びていません。

バイヤーが増えて、流通額が少し上がってる

日本からの流通は、数量伸びず、安い発送方法に置き換わっている(安売りになっているだけ)

A.バーゲンハンターが増えているだけ

越境ECのボリュームはこれから増え続けると言われていて、Amazonの成長を見ても明らかですが、ebayの数字が上がらなければ優良なバイヤーは奪われていると考えるほかありません。

Amazonは2016年の時点で富裕層の70%の取り込みに成功していると言われていて、現状でプラットホームごと客層の違いは明らか。

これが次の項目である、「大きなセラー格差」にも繋がります。

2)セラー格差がある

売上高・ebayのバイヤー増加があるのに、日本からの個人出荷数は伸びていません。為替レートは一定ですが、伸びているのは安い発送方法だけです。

これが表す所が、セラー格差で、パイの奪い合いです。

現在、個人のebay輸出は大きくわけて二つの選択肢があります。

  1. 無在庫輸出
  2. コレクター向け商品の輸出

セラー格差が大きいのは、前者の無在庫輸出。※後者でも格差はあります。

yotta
アービトラージを無在庫で行うので在庫リスクがない!というのが常套句

ebayジャパンが公開してすぐに閉じた「日本からよく売れている商品一覧」があったのですが、このリストで興味深かったのは商品の値段

送料を含めて日本で買う価格と同等か、下手するとそれより安かったりします。これを無在庫で実現しているセラーが上位にたくさんいます。

上位無在庫セラー

例えば、日本のトップセラーとして有名な「loxxxxxxx9」さんや「Jxxxxxxb」さん等は、数の暴力で数万の商品を即決の低価格にて販売されています。

この記事を書いている現在は、「2万2千リスト」「2万3千リスト」出品アイテムがありました。各リストで在庫は潤沢(無在庫だから)

この場合で必要なのは

  • 仕入れ力
  • 在庫チェック力
  • 発送の処理力
  • 価格調整自動化
  • 問い合わせ対応力
  • サーチ力

などが挙げられます。

ebayにはリミットという販売制限枠がある状態で、個人で今からこの位置に上るのは資本力が必要なのがお分かりいただけるでしょう。これが前提条件でもあります。

優良セラーを数千人ほど常に調べていますが、前提条件を達成できない上に商品を持ってない個人セラーは、価格差が取れて売れるかもしれない商品を探して出品するという毎月毎月延々この作業を繰り返す状態です。そして見つけた商品は上位陣にすぐに真似される為、次の商品を常に探す流れです。草も生えない不毛地帯。

上位勢に情報提供するために新規参入する流れです。

買う人であるバイヤーからすれば商品が安くなるので良いです。上で書いた通りで、安く買いたいバイヤーが増えています。ただし、セラー個々の商品ライフサイクルは短くなり、ebayの流通総額は微増です。上層セラーが低価格で刈り取るからです。

3)リスクコントロールできない

海外取引には色々なリスクがあります。

  • 返品リスク
  • 価値観の違い
  • 送達リスク

そして、多くのリスクに対して、こちらではどうすることもできないパターンも多いです。

最新のルールで最も初心者にとって面倒なのが、送達スピードに対するトラブル。

ebayが決めた到着日数ラインで商品が届かなければ、こちらにマイナスの影響となる可能性があります(バイヤーの気分裁定)

マイナスの影響は、取引量でカバーできますが、個人がこれから参入する場合には取引量を増やすのすら大変なのが実情な上に、ダメージが大きいのです(ルール上)

個人でebay輸出ってどうなの?まとめ

個人が今からebay輸出するのは厳しいと僕は考えています。

特に商品を持っていない人は参入すべきではないです。それは情報と労力をタダか赤字で提供しているだけです。

資本力やカバーできる力がない場合も厳しいです。バイヤーが微増していても、客層は上がっていません。ebayが企業を呼べない限りは、客層格差はこれからも開き続けます。

逆に参入すべきなのは、唯一無二の商品を持っている個人です

 

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