ebayのShipping policyを設定すれば、あまりの使いやすさに感動してしまうでしょう。イマイチ浸透してなさそうな機能ですが、難しい設定ではないのでぜひ使ってみてください。
設定するところから、使い方までをまとめました。
Shipping policyとはそもそも何?
Shipping policyとは、送料のテンプレートみたいなものです。
ebay輸出では送り先の国や商品によって発送方法が異なると思います。それらをパターンごとに保存しておけるようになります。
こんな感じのパターンを僕は50パターン以上設定しています
保存した設定は、出品するときに一覧からサクっと呼び出すことができるので、いちいち出品時に送料を細かく設定する必要がないです。商品の修正する時にももちろん使えます。そんなシステム。
ちなみにこれは、ビジネスポリシーの中にあるShipping policyという項目でして、ビジネスポリシーにはPayment policyとReturn policyという2つの項目もあります。
Payment policy と Return policy とは
- Payment policyは支払いルールの設定を保存できます。
- Return policyは返品時のルールをパターン化して保存できます。
どちらも一つ設定してしまえばそんなに使い分けるようなものではないでしょう。
ただ、これらはそれぞれを複合して使用することができるので、例えば「この商品は返品14日受付けて、発送は全世界にFree shippingで送る」でもこっちの商品は「返品30日受け付けて、発送はアメリカだけ対応する」
なんて使い方でも、設定した名前を選ぶだけで商品へ簡単に反映させることができます。
Shipping policyを実際に設定してみる
設定方法です。
ビジネスポリシーをまずは開きます。My ebay画面で言うと、Account ⇒ Business Policiesという項目があるかと思います。
注意:ビジネスポリシーの設定はここ 2 ,3年 で登場しました。以下のリンクから飛んで自分のアカウントでは表示されてないよって方は、ebayに直接問い合わせてみてください。
3,4年前からアカウント作ってる人は、もしかしたらbusiness policiesというリンクが存在していない可能性があります。
Manage your business policies
Opt In したら使えるようになります。
ちなみにSeller Hubを使用している方は、Listings ⇒ 左サイドバーの下に Business policies があると思います。
Welcome to business policiesの画面を開いたら、Createボタンを押してShippingから送料を設定してきましょう。
Create shipping policyの入力場所
Create shipping policyの画面を開いたら、以下の項目が最初に飛び込んできます。
最初の設定は3か所
- ビジネスポリシーの名前 (Policy name)
- 設定内容の説明 (Policy description)
- いつも使う既定のポリシーにするか (Set as default shipping policy)
1つ目のPolicy name だけ入力必須です。
2つ目のPolicy descriptionは自分が内容を把握するための物なので任意。3つ目のチェックも、作ったポリシーを常に出品商品へ適用する場合だけ入れておけばオッケーです。
Policy name例えば
Policy name には、名前だけ見てどういう内容か分かるような名前を付けるといいと思います。
例えば、僕の例で言うと
【条件】重量が2000g以上の商品であればEMSで送る場合
Weight_2000g(EMS_FREE)
名前を決めたら、あとは発送方法を条件に沿って設定します。
最後に「Save」を押したらOK。これで一つポリシー作成が完成です。
Shipping policyを使う
出品時に、先ほど作成したPolicy nameをshipping policyで選べばサクッと条件に合った内容で送料が適用されます。
実際に出品画面で見みると
"TEST_Shipping"というポリシーを作った場合に、出品画面でこのように選択ができます。
パターンさえ作っておけば、いろいろ出来そうなことが伝わりましたでしょうか。
Shipping policyを作るといっても、普段出品されている方なら特に設定内容で困る所はないでしょう。
ちなみに、僕のおススメ送料設定も3パターンで公開中です
例えばこんな使い方
ビジネスポリシーを使うことで便利になる方法をいくつか紹介します。
送る国を選別する時
例えば、リチウムイオン電池を必要とする商品(デジカメやゲーム機など)はドイツやフランス、イタリアなどへは発送ができません。そういった時に事前に発送除外国を設定したビジネスポリシーを用意しておけば、すぐに商品へ適用することができます。購入されてから、ごめんなさい送れませんでは遅いです。
File exchangeとの連動
ビジネスポリシーはファイルエクスチェンジとの連携ができます。関数で特定の条件の時に、当てはまるPolicy nameを呼び出すだけで適切な送料設定ができるので便利です。Policy nameを指定した時は、細かい送料設定はすべて必要ありません。項目ごと削除しても構いません。
(注意点:Handling timeもShipping policyで設定してる内容が優先されます)
Shipping policyのデメリット
デメリットは、為替の影響で送料を変更する場合に、いちいちビジネスポリシーから開いて修正する必要があります。
一つ二つの固定されたビジネスポリシーなら楽ですが、僕は50パターンぐらいで振り分けているのでかなり面倒です。
ビジネスポリシーを使っていなかった頃は、File exchangeで送料を自動的に振り分けて出品していたので、送料などの値段修正もFile exchangeで為替部分を変更するだけでサクッと終わっていたのですが、それができなくなりました。
まとめ
- ビジネスポリシーは、Shipping policy / Payment policy / Return Policy の3つがある
- Shipping policyで送料の設定をパターンごとに決めてしまえば、出品する商品ごとで簡単に使い分けることができる
ビジネスポリシーを発見して感動したのは僕だけでしょうか。
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