「ついやってしまう」体験のつくりかた【著・玉樹真一郎】を読んだので、つい感想を書いてしまう。

2019年9月9日

ツイッター見てて目に留まったので読んでみた

「人の心をつかむ商品・サービスのつくりかた」の解説本:「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

多くのレビューで「読みやすい」と書かれている通り、317ページあるのに、気付いたらつい読み終わってるほど確かに読みやすかった。

元・任天堂企画開発者の発想法
人を動かす「直観・驚き・物語」のしくみ

「ついやってしまう」体験のつくりかた

著:玉樹真一郎 (@tamaki_wakaru )

でも「読みやすかった」は錯覚かもしれない。

なぜなら、つい読み終わってると言っても、内容が濃くて、得たものは多いうえに、そもそも考えたらそれなりに時間を使っている。良い本だが、「つい」のボリュームではない。

yotta
なのに、この読みやすさ感ナニ?

読みやすいの正体を「楽しみ方解説」にもとづいて考えた

巻末にあった「楽しみ方解説」にもとづいて、読みやすさ感の正体は初頭効果(p86)を体感しているからではないかと僕は考える。

表紙からページ開いた最初、そして第1章が圧倒的に読みやすく面白かったおかげで楽しかった体験をした。これこそ読後に感じる読みやすさの正体でしょう!さらにはコレを意図して作るのを「直感のデザイン(第1章)」と本で語り、作り方の解説も入るわけさ

また食べたくなる初頭効果エビフライ

また食べたくなるエビフライ体験を作るには、一口目にボリュームがいくよう むきエビの身を「寄せて上げて加工すると良い」と聞く。ここにリピーターを生む初頭効果がある。

お腹が空いている時の一口目にプリップリの身がギッシリ詰まっている美味しいイメージ体験を記憶に残す仕組み。お腹が満たされるほど感動は薄まってくので、「美味しい体験」には一口目が最重要なのだ。これで後で思い返したら、強い初頭効果であれ美味しかったなぁとなる。また食べたくなる

脳ハック本

たまに「誰かに広めなきゃ!」みたいな使命感を与える脳ハックしてくる本があるけれど、これもそういう類に入る。こんな風にブログを書かされている。つい買ってしまう、つい読み終わっている、ついやってしまう体験、こわい。

そんな人の行動をハックするデザインのつくり方を、スーパーマリオやドラクエなどテレビゲームの場面解説と、エビデンスによって丁寧にやさしくひも解いて書かれているのが本書です。

yotta
ゲームって面白いですよね。理由考えたことあります?

直近のノーベル賞に3回も絡んだ行動経済学は人の不合理さを解き明かしましたが、じゃあ、それをどうデザインに落とし込むかが書かれているイメージで、行動経済学だけではないモリモリ仕様

モリモリの良かったところは「ぜひ読んで体験して欲しい」と思いますので、あとは「悪かったところ」を以下に書かせて頂こうと思う。

本の悪かったところは「図解」

僕はSNSなどで見かけたりする「図解」が好きではないです。見ても意味がわからないから。

この本も図解が多用されていてる。そして説明を読んで理解できても、その横で穴埋めされていく図解がサッパリ入ってこない。残念ながら僕の頭が足りてないのだろう。

これの何が悪いかと言うと、
図解を「挿絵のようなモノ」だと思うことにし読み進めるが、意味不明なせいで、読んだ説明も理解した気になっているだけなのかも?と不安になる点にある。

  1. 内容説明:すごい!分かった!
  2. その図解:意味不明
  3. ・・・内容を理解できてないかも?

デザイン俯瞰するときに繋がる

でも、この意味不明な図解はちゃんと救いがあって、巻末280ページから始まる実践編でもって個人的にはしっかり繋がった

作った関数を呼び出すように、テーマごとにデザインする順番をフローチャートのように見える化してあるので、細かい細部は意味不明でも、デザイン俯瞰するとき実践への落とし込みが分かりやすくなる。

逆に図解がないと、いざやろうとして落とし込みが難しい。なので図解の意味は、分かっても分からなくても楽しめる仕様であったと感じる。後半の実践編が最も本書で好きなところになった。

 

巻末に本の楽しみ方解説があったけれど、こういう体験も含めてデザインされているのだったら・・ーうん、怖い本だ。

本を再読していただく必要は、率直に言って、ありません。

と一番最後に書かれていたのがまたシャレてる。つい、もう1回読んでしまう。楽しい体験をさせてもらえた良い本だった。

 

今回紹介した本はこちらです。

yotta
ちなみに参考書籍・参考ゲームを紹介するページすら、一つ一つ解説が書かれてて濃い。

「親近効果」でお後もよろしいと思いました。

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-読書感想

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